転生した救国女王は、すべての悲劇の破壊者となる

- 著者
-
秋月 優里
- 画
- 笠井
- 内容
「————今度こそ、私は貴方を幸せにします」
(――自己満足? 上等だわ! 私は私の我儘で、貴方を救う!)
どうやらこの世界は、乙女ゲーム『七騎士と虹色姫』の中と非常によく似た世界らしい。
そのゲームの中で「救国女王」として、どのルートでも悲劇的な結末を辿る女王、それが今の「私」だった。
転生した記憶と、前世から引き継がれた(らしき)チートありまくりの脳筋ゴリラステータスをフル活用して、目指すはゲーム内の推し・騎士団長のノヴァーリスに、必ず訪れてしまう悲劇のシナリオ回避!
ゲームの中ではどうやっても消滅してしまう「私」ことセシリアが、チート能力をフル活用して、ゲーム内ではどうやってもセシリアの後を追い自刃するノヴァーリスを救うため、すべての「悲劇」をぶっ壊す!
これは、自らを「道具」と信じて疑わなかった少年と、ただ「推し」の幸せを願い続ける少女に生まれた、世界を巻き込んだはちゃめちゃな恋の物語。
- 著者コメント
「貴方を救いたいと願うのは、いつだって私の我儘」
自分の気持ちに素直に行動する、力こそ防御成り。みたいな脳筋タイプの女の子の話ってあんま見ないな。なら自分で書こう!と思って好き勝手書いていたら、この度光栄な事に電子書籍化のお話を頂きました。
セシリア達が織りなす物語を、少しでも楽しんで頂ければ幸いです。