魔法をかけて公爵様とお試し婚を始めたはずなのに、何やら溺愛されています

- 著者
- 明夜 明琉
- 画
- 七海 かずさ
- 内容
「婚約……?」
リーリヤの婚約者エドワルトは、突然自分は婚約した覚えなどはないと言いだした。焦るリーリヤ。
「わかりました。では婚約破棄ですね?」
咄嗟に誤魔化したリーリヤだったが、宮廷は王弟の突然の婚約破棄に大騒ぎ。
しかし、それもそのはず。婚約はすべてリーリヤの魔法が作りだした嘘だったのだ!
自分に賭けられた魔法を解くために、王宮の図書館に行く必要があり魔法をかけたが、斜め上の効力を発揮してしまい、えっ!!ここで解ける?と慌てる。
このまま留まれば、いつか自分が建国神話の伝説の魔女だとばれるのではないかと焦るリーリヤ。
だから急いであの場から逃げたのに、追ってきたエドワルトはなぜか別れたくないと言いだす。
解けた?
解けかけた?
魔法を警戒して頷かないリーリヤに、焦ったエドワルトは五日間のお試しでの結婚生活を持ちかけてきた!
明夜 明琉が描く「お試し婚」を通じて、真実の愛に気づく二人の純愛物語。
- 著者コメント
婚約破棄したはずなのに溺愛されてしまうという、ヒロインにとって意外な展開から始めたくて書きました。
別れたい魔女と絶対に別れたくない一途なエドワルトとの日数限定のお試し結婚生活。途中からリーリヤの昔の仲間であるシルヴェストというキャラも加わり、魔法という偽りの中で揺れる三人の関係を楽しんでいただけたら嬉しいです。