- 著者
- 酔夫人
- 画
- 神馬なは
- 内容
- 著者コメント
ラブストーリーを想定していたのですが、日々のニュースや実際に子どもを育てながらいろいろ感じ、キャラクターたちに自分の想いを代弁してもらえました。
とても愛着のある作品です。
辺境の街で洋裁店を営みながら、女手一つでひとり息子を育てているアリシア。
排他的な街での暮らしに苦労しながらも、旅人に人気な店として繁盛していた。
ある日、アリシアのもとに、一人の貴族の男が訪れる。
その男の名はヒューバート・クリフ・レイナード。
レイナード侯爵家の当主で、かつて7日間だけ結婚していた、アリシアの元夫だった。
困窮する侯爵家を金で買ったような政略結婚だったが、アリシアとヒューバートはお互いに惹かれあっていた。
だが不器用な二人のすれ違いが重なり、捨てられたと思ったアリシアは出ていき、それきりになってしまった。
子どもに会いに来た、というヒューバートに、連れて行くつもりかと警戒するアリシアだが――。