異世界なら、私も無名の有名画家

- 著者
- 金林 美結
- 画
- 藤堂 つまり/Amary
- 内容
コピー用紙や文房具を調達した台車をゴロゴロ押していたはずなのに…。
転んで起きた先は、西洋風の異世界だった!!
携帯も圏外だが、とりあえず散らばった荷物を台車に積み直すのは主人公の田口 直美。日本語以外の言語もわかるチート発生。
お金も知り合いも伝手もないこの世界で、一緒に転がりこんだコピー用紙と文房具をフル活用して特技である絵を描くと勝手に有名画家ってことになってしまった!!
恵まれていたとは言い難い人生を送っていた彼女が、画家として活躍する中で異世界でたくさんの人の優しさに触れ…。
「小説家になろう」で人気の作家・金林美結が描く異世界に迷い込んでしまった鈍感OLの物語!
- 著者コメント
振り返れば悲しくなる。だから、前向きに、前以外を向かずに。頑張って人生を歩んできた主人公。
異世界に来たことで頑張らずに歩けるようになり、隣には自分を見てくれる人がいるのだと気づけるようになる。
「ヒーローが気の毒だ」「頑張れヒーロー!」との感想をいただくほど恋愛に鈍すぎる主人公ではありますが、目を細めて優しく笑って読んで下さると嬉しいです。