令嬢は夜伽教育で淫らに暴かれる

著者
 かべうち 右近
  今波 マナ

内容

男爵令嬢ラリア・フロースは家格は低いが、その美しさで社交界の羨望の的だった。求婚の絶えない彼女だったが、財政難の家門を救うために、フォリウム侯爵家から申し込まれた身分差の甚だしい政略結婚を受け入れる。
婚約者には夜伽教育を施すというしきたりがあるフォリウム侯爵家。四日に一度、ラリアは『先生』に身体を暴かれ、夜伽教育を通して快楽を身体に刷り込まれていく。
夜伽教育で傷つくラリアはその一方で、夜会で出会った青年、ランドルに惹かれていく。
身分を隠してラリアと密会を続けるランドルは、実はラリアが六歳の頃にプロポーズをしてきた少年だったことが分かり、二人の距離は急速に近づいていく。そして、ラリアの結婚が迫りつつある夜の仮面舞踏会で結ばれる二人。果たしてラリアの結婚はどうなるのか…。

ラリアを想うゆえのランドルのまさかの行動。政略結婚に隠された驚きの真実とは…。
男性に対する免疫のないヒロインが、いきなり夜伽教育を受けて調教されるのと同時に、許されない恋に翻弄されるストーリー。ヒロインに強く執着する男性主人公が好きな人にもおすすめの物語。



著者コメント

幼い頃の初恋を十年暖め続ける執着。そういうドロドロした愛情が大好きです。