魔術師団長様と私の共同生活

著者
  雪
  おやこどん

内容

ある日、魔術師の研究棟へ洗濯物を届けに来た、城で下働きをしている町娘シャーリー。
棟へ歩みを進めると――突然の爆発が起き、体が吹き飛ばされてしまった。
「あっ!」
「っ!」
気が付いたら傍にいた人のローブで庇われケガもなかった。だけど…この方は……! 急いで離れようとした瞬間、全身に痺れるような痛みが!!
なんと、魔術の失敗に巻き込まれたことで傍にいた人――魔術師団長のウィルフリド様と離れられなくなってしまったのだ。
「とりあえず、魔術が解けるまで二人で行動するしかない」
「シャーリー・ロング。魔術が解けるまで、私の家で共に生活してもらう」
そう告げられ、お風呂や眠るときまで一緒という「想像していなかった」生活が始まった――。

新たな生活に戸惑いながらも、二人は共に過ごす生活の中で少しずつ打ち解けていくが、ようやく見つかった魔術を解く方法は思いもよらないもので――。


著者コメント

突然一緒の生活を送ることになった二人が、お互いを気遣いながらも徐々に近づいていく様子を楽しんでいただければ嬉しいです。