狼王子の溺愛花嫁

著者
  宮田 紗音
  さとみ ふゆ

内容

国民の多くが「獣耳」を持つ獣人の国・ソルレイグ王国。
そんな国で暮らす修道女見習いのアリシアは、「耳なし」と呼ばれ、修道院でも差別を受けて暮らしていた。
あるとき、身に覚えのない罪で牢屋に入れられたアリシアは、罪を赦してもらう代わりに高貴な女性の「身代わり」となることを承諾する。
――会うだけで良い。
貴族世界のちょっとした『お遊び』だと、そう聞いていたの……。

待ち構えていたのは、巨大な黒い獣。
鋭い爪と牙、黄金に輝く鋭い瞳で、無垢なアリシアに襲いかかった――。

恐怖に怯えるアリシアだったが、身体を襲ったのは、感じたこともないほどの快楽。
意識を失うほどの快楽から目が醒めると、そこにいたのは……ソルレイグ王国第二王子ジークハルトだった!!

待ち受ける「番い」の洗礼に翻弄されながらも、「番い」の呪いは二人を蝕んでいく――。



著者コメント

不遇の耳なし獣人の女の子と、彼女のことが可愛くてたまらない獣人の国の王子様の物語です。