- 著者
- 狭山 ひびき
- 画
- 堀越 有紗
- 内容
- 著者コメント
テンション高めの楽しいお話になるように作ったので、笑って読んでいただけると幸いです。
親友に婚約者を奪われ、領地で静かに暮らしていた伯爵令嬢のシャーロット。
ある日国王に呼び出され、第三王子の教育係になって欲しいと頼まれる。
ーー第三王子って、筋トレにしか興味のないあのバカ王子ですよね!?
第三王子のアレックスは、勉学に興味を示さず筋トレばかりしているどうしようもない王子だった。
第一王子と第二王子を不幸にも亡くしていた王家は、そんなアレックスを王太子として育てる必要があった。
しかしアレックスは女嫌いで、そこで社交界でもやぼったいと評判のシャーロットを選んだのだった。
まさかの面倒事を頼まれ混乱したシャーロットだが、高額の報酬につられてうっかり教育係を引き受けてしまう。 なぜならシャーロットには、田舎で小さな畑を耕しながら読書三昧の日々を送るという夢があったのだ。 引き受けたものの、アレックスはまったく学ぶ気がなく、シャーロットを無視して筋トレばかり! なんとか勉強させようと毎日アレックスの元に通い口喧嘩を続けていたが、ある時シャーロットの存在を面白く思わない侯爵令嬢が現れる。 嫌がらせを受けながらも、シャーロットが自分に勉強させるため毎日城に通っていることに気づいたアレックスは……!?