- 著者
- 狭山 雪菜
- 画
- 北沢きょう
- 内容
- 著者コメント
私が初めて書いた作品が電子書籍として、このたび発売されることになり、このコメントを記入している今でも信じられない気持ちでいっぱいです。
番外編も盛りだくさんのアンナちゃんとヴィン様の物語を楽しんでいただけたら嬉しいです!
公爵令嬢のアンナはデビュタントを2年後に控えた16歳。
ある日父から、王命だということで、10歳以上年上の王国史上最強の騎士団長と名高いヴィン・ハウンドとの婚約が決まったと告げられた。
初めての顔合わせに現れたヴィンは、身体も大きく、人を殺せそうなほど鋭い眼差しでじっとアンナを睨んできたのだ。
大人でも泣いてしまいそうなほどの恐ろしい表情のヴィンを見て、アンナは怖がるどころかなぜか胸をときめかせてしまう。
月に何度かの逢瀬を重ね、二人は順調に愛を育んでいく。
実は幼い頃にアンナと縁があったヴィンは、強面であるが非常にこじらせてしまっている人物だった。
アンナのことをひたすら溺愛し甘やかしてくるヴィンだが、アンナはこの婚約に思うところがあった……。