悪役令嬢が配役ミスの聖女になりました

著者
 violet
  ケケ庵

内容

『人気絶頂の女優、人気ファンタジー小説の実写映画の撮影中に事故で亡くなる』
孤児として聖堂の掃除をしていたシスター見習いのシャルナは、突如として自分が別の世界で”女優”として過ごしていた記憶があふれ出してきた。
そして、この世界が主演として撮影していた映画の原作小説の世界と瓜二つであることや、原作の聖女より自分のほうが力があることに気がついた。
しかし、原作にはシャルナというキャラはいなかったはずで……つまり自分は”モブキャラ”である。
「これで、これで自由に恋愛ができるわ!」
幼い頃から芸能人として生きてきた優香は、この世界では絶対にステキな彼氏をGETして憧れていたあれやこれをしたい。
そう思っているからこそ、禁欲なシスターや聖女になんてなりたくないっ!
原作では断罪されてしまう悪役令嬢クリスチーネを演じていたシャルナは、彼女を他人には思えない。
クリスチーネの運命を救うことも目標の一つとすることを決意したのだった。
そうして前世で女優だった経験を活かし、クリスチーネや彼女の兄であるアルフレッドを助け、奮闘する。
演技力があるシャルナだが、恋愛初心者。
いつのまにやらアルフレッドからのアプローチにドキドキし、原作とは物語が大きく変わっていく……。







著者コメント

聖力があっても聖女になりたくないシャルナが、クリスチーネが悪役になるのを阻止して、願望達成にまい進します。
クリスチーネもシャルナを大事にして、お互いを思いやりながら、好きな人に巡り合い、幸せを見つけます。