砂漠の盗賊王と攫われた花嫁

著者
 紺原 つむぎ
 さばるどろ

内容

「ここから逃げ出してしまいたい……」 オアシスの街、アルマディナで暮らすドゥーヤ族の乙女ナディアは、残虐非道で強欲な権力者に見初められ、今宵まさにその清い身体を奪われんとしていた。

「願い通り、攫いに来たぞ」と彼女の元にあらわれたのは──。
背の高い均整の取れた体躯に見事な金髪と深紅の瞳を持つ、華やかなアラビアンファンタジーの王子様然とした『砂漠の盗賊王』ジャミールだった。 ナディアは、ジャミールと共にアルマディナから抜け出し、夜の砂漠を越え、遊牧民の街シストゥールに辿り着いた。
タフで絶倫で溺愛がすぎるジャミールと結婚し、新しい土地で、甘く幸せな生活を始めたのだが、ジャミールの出生の秘密により――。

溺愛スパダリヒーロー×おてんばお嬢様ヒロインの正統派アラビアンファンタジー!




著者コメント

砂漠の熱風やオアシスの清涼感、華やかな衣装や豪華な建築物。
大好きなアラビアンファンタジーらしい素敵なものを詰め込みました。 ヒーローヒロインと旅に出るような気持ちで読んでいただけると嬉しいです。